病気の説明-うつ病

うつ病は治療によって回復したあとでも再発する可能性もあります。しかし再発を心配しすぎることはありません。
再発するケースの多くは「維持療法を行わなかった」場合です。維持療法は再発予防に有効です。
初めてうつ病を経験し治癒と診断された人の服薬中止後再発率データは、症状軽快後すぐに服薬を中止した時には50％が再発しますが、軽快後も１年間、服用を続けたとき再発は10～15％となっています。

このデータから、初めてうつ病を経験して治癒と診断され薬をやめた人の再発しない可能性も50％ということになります。専門医への調査では再発のデータを患者さんに説明して服薬継続をすすめる先生が大多数です。再発の可能性を低くしておきたいからです。しかし最終的には患者さん自身の決定によります。
うつ病の「維持療法」とは、家庭や職場に復帰した後も、治療を継続することです。
維持療法の目安は、一般的に４年くらいといわれていますが、治療終了時期は人によって違います。主治医と十分に相談してください。

Ｑ19 うつ病は再発するのですか。