Q30 うつ病のストレス説

病気の説明-うつ病

「うつ病」豆知識

Q30 うつ病のストレス説

  • 一卵性双生児での一致率が100%でないことからもわかるように、うつ病の遺伝子が多い時でもそれが活性化して症状を出すにはストレスが関係していると考えられています。
  • とても専門的な話になりますが、うつ病の発症には脳の情報伝達物質であるセロトニンが大きな役割を果たしています。このセロトニンの移動を支配する遺伝性の活性化がストレスによって引き起こされると考えられています。
  • セロトニン関係のあるタイプの遺伝子をもっていて、子供の時に虐待を受け、その後も大きなストレスが続いたときには、うつ病を発症する可能性が約2倍高い、というデータもあります。
  • 「新型うつ病」「現代型うつ病」はストレスと関係が深いとされています。これらのうつ病については「ストレスへの心理的反応のためにうつ状態となっているもの」、「逃避的な傾向によって特徴付けられる抑うつ体験反応」という見方があります。遺伝子との関係はうすいと考えられます。
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