Q16 くすりによる治療の医学的な理由:中核群うつ病について

病気の説明-うつ病

「うつ病」豆知識

Q16 くすりによる治療の医学的な理由:中核群うつ病について

  • 医学の進歩とともに、うつ症状のなかに遺伝学的・生化学的研究ではっきりした特徴を持つうつ病のあることがわかってきました。うつ病の中核群と言ってもいいでしょう。
  • とても専門的な話になりますが「うつ症候群」を厳密に診断するピショー分類で「一次性内因病像型うつ病」と診断された人の死後脳分析では脳の中での情報伝達にはたらくセロトニンが低下していることがわかっています。(Pichot、仏の精神医学者)
  • 脳で情報伝達にたずさわる物質群のアンバランスですから、やはり物質であるくすりが治療だというのが薬物治療の基本的考え方です。
  • 「こころ」は脳のゆらぎから流れ出た下流の状態であり、“下流の水流をいくら操作しても水源である脳の状態を変えることは出来ない”とたとえることもできます。
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