Q11 認知療法、認知行動療法による治療とはどのようなものですか?

病気の説明-うつ病

「うつ病」豆知識

Q11 認知療法、認知行動療法による治療とはどのようなものですか?

  • 毎日の生活で私たちはいろいろな場面にであいます。それにたいする感じ方や反応行動はひとりひとり違います。
  • 認知療法では、患者がマイナス思考ばかりで状況の側面をとらえるくせを見直すことをうながします。プラス思考によってうつ症状を軽減させ再発を予防することをめざします。
  • 新しい認知、行動上の反応を身につけることは、これまでとは違う柔軟なプラス思考をできるようにさせます。
  • 大きな気分の揺らぎがくすりによる利用と、伝統的な受容的な心理療法である程度落ち着いて軽症化した段階で認知行動療法を行うのは効果が期待できます。
  • もちろん「適応障害、抑うつ症状をともなうもの」で気分障害が重症でないときにも心理療法は有効です。
  • ただし重症うつ病の治療に認知療法が適応とはされていません。この限界をしっておくことも大切です。
  • 認知行動療法はストレス耐性を高めるために役に立ちます。しかしこの技法だけで中等症以上のうつ病を治療するのは無理があります。
  • とくに重症うつ病に対してはくすり単独による治療か、くすりと精神療法の併用が必要だという報告が出されています(アメリカ国立精神衛生研究所、うつ病治療共同研究計画報告)
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