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7月23日(火) 意見の仕方

2019年07月23日

「精神疾患の分類と診断の手引」P87

 

人に意見をして欠点を直すというのは大切なこと、
自他の命を活かす大きな慈しみの心の働きであると同時に、
与えられた配役を果たすための第1にくるべきことである。

 

意見をするのは、非常に骨が折れることだ。
他人のことで善し悪しを見つけるのは簡単なことだ。
それを注意するのも簡単なことだ。

 

ほとんどの場合、人の喜ばない言いにくいことをいうのが親切のように思い、
それを受け入れてもらえないと「自分の力が及ぶことではなかった」という。
それでは何の役にも立たない。
人に恥をかかせ、悪口を言うのと同じことだ。
自分の胸をすっとさせるために言うだけのことだ。

 

意見というのは、
まずその人が受け入れるか、受け入れないかをよく見定めて、
意見をされる人の気持ちになり、
こちらの言葉は以前から信じていた言葉であるかのようによそおって、
自分や相手の好きなことについての話などから引き入れ、
言い方を様々に工夫し、タイミングも考えて言わなければならない。

 

手紙のやりとりの際や、別れを告げる折などに、
自分が昔にした悪い事として言いだしたりして、
相手の悪い点は指摘するまでもなく自分で思い当たるようにするのがよい。

 

また相手の良い所を誉め立てて、気を引き立てる工夫に意を砕き、
喉が渇いているときに水を飲むように受け入れて欠点が直っていくというのが意見というものだ。

 

意見はことのほか、しにくいものだ。長年のくせであれば、大体は直らない。
我が身にもその覚えはある。
同僚・同輩同士つねに心をこめて、くせをなおし、
一丸となって与えられた配役を果たせるならば、
「奉公」(与えられた配役)はこの命を活かす大きな慈しみの心の働きとなる。
それなのに、恥を与えてはどうして欠点が直るというのか。

 

(出典)
AMERICAN PSYCHIATRIC ASSOCIATION :
Quick Reference to the DIAGNOSTIC CRITERIA
from DSM-Ⅳ,1994 : 高橋三郎・大野裕・柴矢俊幸・共訳:
DSM-Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引, 223~224頁,
医学書院, 1995より, 著者一部改変.

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