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12月10日(火)エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)の精神症状

2019年12月10日

「精神疾患の分類と診断の手引」P188

 

エイズ(AIDS : Acguired Immuno Deficiency Syndrome, HIV : Human Immunodeficiency Virus感染症)は、身体症状と精神症状のために個人の労働能力を損うのみならず、組織内では、感染に対する不安反応を引き起こして、労働衛生上、大きな問題となっている。

 

エイズ感染症に伴う精神症状は、次のように分類される。
精神症状を示すエイズ患者では、症状の評価には、周囲の対応などの社会心理学的要因をも考慮する必要がある。

 

①エイズ神経症:不安障害・全般的不安障害・せん妄など。
エイズ感染を心理的要因とした機能的な精神障害。
緊張、不安、怒り・敵意、孤独、抑うつ気分、疲労、不活発などの症状が認められる。

 

②適応障害:感染が明らかになった場合の社内の人間関係や、家族内の問題への適応障害。
不安・抑うつ気分を伴う適応障害・自殺念慮・自殺企図などが生じる。

 

③エイズ認知症:感染者の約2/3に生じる。
認識障害・記銘力低下・記憶障害・自発性や意欲の低下・集中力・問題解決能力・視覚空間認知能力の障害や、機敏な運動能力・微細な運動調節能力・けいれん発作・筋力低下・振戦・運動失調・ニューロパチーなどの神経学的症状が起こる。最後は無欲状態で寝たきりとなる。

 

(出典)
AMERICAN PSYCHIATRIC ASSOCIATION :
Quick Reference to the DIAGNOSTIC CRITERIA
from DSM-Ⅳ,1994 : 高橋三郎・大野裕・柴矢俊幸・共訳:
DSM-Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引, 223~224頁,
医学書院, 1995より, 著者一部改変.

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