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10月22日(火)脳の話

2019年10月22日

「精神疾患の分類と診断の手引」P148

脳は豆腐のようだとよくいわれるが、
豆腐でこの高級な人間の生活全体がコントロールできるわけではない。
どんな最新鋭の大型コンピュータでさえも、我々人間の脳にはかなわない。

顕微鏡レベルは勿論、肉眼的にも脳はいくつもの異なった部分構造からできており、
各々の構造の異なった機能を持っている。
脳は3層構造からなっている。
一番表層が新皮質、次の層が大脳辺縁系(古皮質旧皮質)、
その中に埋まっている部分が脳幹脊髄系である。
新皮質系は創造行為・適応行動を、大脳辺縁系は本能行動・情動行動を、そして脳幹脊髄系は生命自動機械としての人間全体の反射活動・調節活動を受け持っている。

他の動物をヒトと同じからだの大きさにして、
その脳を比べてみると脳幹の大きさはほとんど同じになる。
つまり生命自動機械としては我々人間は他の動物仲間と全く同じと考えていい。

ヒトの旧皮質の大きさも兎・亀や犬・猿・雉と一応大きさの順序はあるが、まあ大差はない。
してみるとヒトの喜怒哀楽・食欲・性欲や攻撃性そのものは、他の動物なみのレベルと考えてよい。

ヒトの脳が決定的に他の動物と違っているのは、新皮質の大きさである。
新皮質は、旨くよく生きるための情操・意欲・創造・思考・運動・知覚・理解・視聴覚・記憶などの情報処理を行っている。

脳の3層間の関係は、ちょうど会社組織のようなものである。
下位の部分は、それぞれ独自の働きをしようと頑張り、上位のものは、主として下位に対して制御的に働く、全体はバランスを保ち、かつ各部門もいきいきと働けるようにコントロールされている。

(出典)
AMERICAN PSYCHIATRIC ASSOCIATION :
Quick Reference to the DIAGNOSTIC CRITERIA
from DSM-Ⅳ,1994 : 高橋三郎・大野裕・柴矢俊幸・共訳:
DSM-Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引, 223~224頁,
医学書院, 1995より, 著者一部改変.

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