防衛機制①

               

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防衛機制①

2020年04月06日
「職場のメンタルヘルス」P90

適度のストレスを感じるのは、動物として必要不可欠である。
何のストレスも感じなければ、
生存のための活動は不活発となり、
危険なことから身を守ることもできない。

しかし、極端なストレスは我々を翻弄するだけである。
適度のストレス状態下では、
意識的・無意識的な心理的防衛機制が事実上、
全ての行動を支配して自分を守り適切な現実対応をさせる。

防衛機制とは、自我の安定性を揺るがそうとするものから自分を守るための心理的ストレス加工工程である。
意識的にこれらの方法を使うことも可能である。
しかし、“防衛機制”は「開き直りの集大成」という側面ももっており、
自分を成長させたい人はあまり使ってはいけない。

(出典) AMERICAN PSYCHIATRIC ASSOCIATION : Quick Reference to the DIAGNOSTIC CRITERIA from DSM-Ⅳ,1994 : 高橋三郎・大野裕・柴矢俊幸・共訳: DSM-Ⅲ 職場のメンタルヘルス, 89~190頁, 医学書院, 1995より, 著者一部改変.
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