横井也有の「健康十訓」

               

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横井也有の「健康十訓」

2020年04月06日
「精神疾患の分類と診断の手引」P97

日本の健康法というと貝原益軒の「養生訓」が有名だが、
それはいろいろな本を参照していただくとして、
ここではブレスローの「5つの健康習慣」に対比できる「10の健康訓」を取り上げる。
江戸中期、尾張藩の重臣で、 儒学者・俳人だった横井也有(よこいやゆう、1702~1783)は、 健康法を次のようにまとめている。

①少肉多菜(肉を少なく、野菜を多く)
②少塩多酢(塩を少なく、酢を多く)
③少糖多果(砂糖を少なく、果物を多く)
④小食多齟(小食で、よく噛む)
⑤少車多歩(車に乗るより、よく歩く)
⑥少衣多浴(薄着にして、陽にあたる)
⑦少煩多眠(思い悩まず、よく眠る)
⑧少忿多笑(怒らず、よく笑う)
➈少欲多施(欲は少なく、他につくす)
⑩少言多行(口先よりも、行動本位で)

(出典) AMERICAN PSYCHIATRIC ASSOCIATION : Quick Reference to the DIAGNOSTIC CRITERIA from DSM-Ⅳ,1994 : 高橋三郎・大野裕・柴矢俊幸・共訳: DSM-Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引, 223~224頁, 医学書院, 1995より, 著者一部改変.
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