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ぐうたらリラクセーション法のすすめ

2018年05月21日

疲れて(_´Д`)いらっしゃいませんか。衛生学的に疲れはいくつかに分類されます。その中の「慢性疲労」の段階となりますと、朝起きた時から疲労感を感じていたり、やる気が落ちたり、いつもならイライラしない事でもイライラしたり、怒りっぽくなったりしてきます。慢性疲労にならないためには、一日の疲れはその日のうちにとる事が必要です。疲れを翌日に持ち越さない方法の一つに『入浴法』があります。

 

 

入浴法のやり方について説明する前に、どうして私たちはぬるま湯(10分間ほど浸かり、汗がじわっと出てくる程度の温度)の中でリラックスできるのかについて一つの仮説を説明します。人として生を受けてから、“まかせっきりのままリラックスできている時”はいつでしょうか? それはお母さんの子宮の中で丸くなっている時です。静かな子宮の中では、羊水というぬるま湯に浸かり坐禅をしている様な姿勢で丸くなって過ごします。酸素は臍帯を通じて送り込まれてきますし、お母さんの心臓の鼓動もトントンと優しく伝わってきます。世の中でリラクセーションと言われるものは、この状況を再現しているものが少なく無いようです。お母さんの鼓動の替りに、自分のトントンしてくれるものの一つがイヤフォンで聞く音楽です。外界の音を遮って自分だけの世界を作り、音楽からトントンしてもらっている時は“子宮返り”をしているのかもしれませんね。

 

 

もうひとつの子宮返りが『入浴法』です。1日の活動が終わり床にはいる前に、“ぬるめの風呂”にゆっくりと浸かって下さい。ぬるく無ければ効果がありません。一日の活動を終えて安らかな眠りに入る時には、体温が下がっていくことが必要です。眠くてトロトロになっている赤ちゃんの手がポカポカしてくるのは、手をラジエーター替わりにして熱を放散し体温を下げてゆっくり体を休めるためです。

 

 

入浴法では風呂のふたを半分ほど置いて、好きな本を読んでもいいですし、何もせずに音楽を聞いたりするのも良いようです。ただし、あまりの気持ちよさに、つい居眠りして本を湯に落としたりすることもあります。私の経験から言いますと、慌てて拾い上げて乾かしても、ブヨブヨになったまま乾いてしまいます。新聞紙にはさんで重しを掛けて乾かしても元には戻りません。大切な本は辞めておく方が良いかも知れません。

 

どれぐらいの時間浸かっているかと言いますと、湯から外に出して本を持っている腕や顔に吹き出てくる汗をタオルで2、3回拭きとるぐらいの時間、20~30分間ぐらいでしょうか。これを続けていると、いつかきっと、首・肩の凝りや額の重苦しい感じが、すうっととけてくるのがわかる時が来ます。そのときに『ああ、これがリラックスしているというのだなあ』と自分にいい聞かせるのです。湯船の中では血管も広がりゆっくりと疲れ物質の処理も進みます。

 

 

これを繰り返して、本当にリラックスしている時の体感が身に付いてくれば、毎日の生活の中で不必要に緊張している時などに『あれ、緊張している。』と気が付き、改めて、リラックスして地に足が付いたところから再出発できるようになります。リラックスしたときと緊張しているときとそうでないときの体の「違いが分かる人」になるわけです。そのうち、日中に緊張し過ぎたときには、体が自動的に反応してリラックスした心身状態に戻してくれるようになります。
十分にリラックスした後はざっと体を拭いてあがります。このとき普段から低血圧気味の人はふらつきやすいので、そろりと湯船から出なければなりません。上がった後は、本を読んだりテレビやスマートフォンを見たりせずにすぐに寝床に入るのがコツです。湯疲れもあって眠りも深くなります。風呂上がりのケアに時間をかけ過ぎては効果が少なくなります。

 

 

 

この方法は自宅でも出張で泊まったホテルの湯船でも、自分で湯の温度を調節できるところならどこでもできます。しかも運動療法・筋弛緩法・自律訓練法などと違って湯船に体を任せきりでぐうたらできるところが特徴です。一度やってみられませんか。ただし脱水には十分に気を付けて水分の補給を十分にしておいてください。

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